森に降る雨、湧き上がる海水、大瀬崎の豊かさ
台風4号は過ぎました。
風は少し残ってるだけ。雨は降っていません。徹底した補強のおかげもあって菜園の被害はほとんどなし。プチトマトがちょっと落ちただけ。近所は鉢植えが倒れたりしていますけど。
最近台風が強くて熱帯化か?と叫ばれたりもしますけど
すこし調べても昔も本気で凄い台風いっぱいあったようです。
水害出した1958年の「狩野川台風」なんて最盛期の中心気圧が877ミリバール(当時世界最低の低気圧)だったようです。
狩野川流域では、堤防が至る所で決壊、氾濫し、平野部が飲みこまれ、このあたりだけで死者・行方不明者800人以上という大災害でした。狩野川放水路は1951年より作られ始めましたが、狩野川台風に間に合わず、被害が甚大だったことも有り、規模をかなり大きくして1965年に完成しました。1983年の台風5号なんかも天城山で2日間で1099ミリ降ってます。
海の上に1400mクラスの山地が突き出した伊豆半島の天城山は
雨が降りやすいんですよね。だからブナを含め森が非常に深い。
湧水も多くワサビも育つ。そして山が深ければ海も豊饒の海となる。
(過去の画像を使用・・・笑)
黒潮が当り、山は豊かで、北からの親潮の反流の影響もある。
世界でも有数の急激に深い湾「駿河湾」を目の前にしている
そこに突き出した大瀬崎は、まあ生物の宝庫となりうるわけです。
伊豆半島の海水は、北極海から二千年もかけてやってくる深層循環の海水が湧昇しているところにあたるそうですし。
こういった様々な自然の影響で
この素晴らしい自然がつくられているようです。
大瀬だけでウミウシが400~500種もいるのは
この環境のおかげなんですね。